資料を翻訳することで
製品への理解が高まった
入社後、私は間接貿易と直接貿易のお客様を担当しました。今は上海貝印を担当しています。最近の仕事は来年の新製品資料を中国語に翻訳して上海貝印のみなさんに説明することですが、普段は他にも現地で行う販促イベントの内容や使う製品を考えたり、製品の調達をしたりしています。
コロナ禍であることもあり、まだ上海貝印の方々とは直接お会いできず、リモートでやりとりしています。
私は日本語、中国語がビジネスでも困らないくらいに話すことができます。英語はある程度話せますが、ビジネスで使う英語はあまり分かりませんでした。
そこで、弊社のブランドである“旬”の包丁の英語資料を日本語に翻訳することに挑戦しました。
これは英語力を高めるだけでなく、旬の包丁を詳しく知る上でも大変勉強になりました。
約1万アイテムある貝印の製品をすべて理解することは社員でもなかなかできるものではありません。
資料を翻訳すると、自分の頭の中に知識としてインプットされていくのがわかります。これは製品を理解する上でとてもいい方法だと実感しています。
入社半年で任された大仕事も
同僚や上司の支えでクリア
2020年11月、中国のフォロワー数が多いインフルエンサーが来社して、貝印のいろいろな製品を紹介するという撮影がありました。私もその撮影にアテンドしました。
中国語が話せることがアテンド役を務める理由でしたが、私はまだ入社半年。製品に詳しいわけではないので、大役を務めることができるかとても不安でした。
その時、先輩、次長、部長が総出で資料をまとめるのを手伝ってくださり、「この製品はここがポイントだよ」と細かく教えてくれました。
私の不安を自分のことのように考えてくれ、不安解消のために一緒に動いてくださったことで、私は安心して本番に挑むことができました。
この撮影では、貝印の歴史についても私がお話することになりました。貝印には110年以上の歴史があるので、入社半年の私では何をお伝えしたらまったくわかりませんでした。
すると、次長が歴史や製品の話をA4用紙1枚にまとめてくださいました。
それはポイントが数字で表されていて、とてもわかりやすい資料でした。この資料のおかげで、私は貝印の歴史なども撮影できちんと話すことができました。
私は上司や先輩に感謝するとともに、社員同士が支え合うことで大きな力が出ることを体験できたと感じています。
貝印の製品をどんどん使って
良さに気付いていきたい
子どもの頃から貝印のツメキリを使っていて感じたのは、「製品の良さを知るには使ってみるのが一番!」ということです。
私は貝印の包丁を何本か買って、休日はその包丁を使い比べながら料理を楽しんでいます。
包丁以外にもたくさんのキッチン用品があるのでとても楽しいですよ。私の最近のお気に入りは『たまご1個で玉子焼き』という小さなエッグパンです。
製品名にある通り玉子ひとつで美味しい玉子焼きが作れるので、朝ごはんを作るのにとても便利です。しかも小さいから収納が楽なのもお気に入りポイントです。こういうことは実際に使ってみないとわからないですね。
高校時代、私は生物部でハムスターの飼育をしていました。とてもかわいい子で、私はたくさんの友だちにそのハムスターを見せていました。
私が友だちにハムスターのいいところをたくさん話すので、生物部の先輩は「なんだかそのハムスターを売ろうとしているみたい」と笑っていました。
私は自分が気に入ったものは、どんどん人に紹介したくなる性格なのかもしれません。
貝印にはやさしい社員が
たくさんいます
海外事業部に配属されてからずっと、コロナ禍の影響で出張に行けていません。コロナ渦さえなければ、2021年11月には中国の上海で行われる、弊社が毎年出展している『中国国際輸入博覧会』に行く予定になっていたのですが、残念ながら私たちの出張は中止になってしまいました。
早く出張に行けるようになって、現地でしか感じ取れないことをたくさん知りたいと思っています。
就職は人生の中でも非常に大きなイベントの一つ。だからこそ学生の方々には慎重に興味ある会社の情報を集めてほしいなと思います。
私から貝印のことをお伝えするとしたら、「貝印は優しい社員がたくさんいる会社です」ということになります。
私は入社してから、何度も先輩や上司に助けられてきました。これからは貝印に新しく入社される方が安心して働けるよう、精一杯サポートしていけたらと考えています。