2012年入社

海外営業

森吉 麻衣

PROFILE

森吉 麻衣

森吉 麻衣

学部
法学部
学科
国際政治学科
出身地
宮城県
趣味
旅行

インタビューINTERVIEW

海外営業に興味があり
貝印にエントリー

学生時代は国際政治学科で途上国支援を研究していました。
ゼミでは毎年学生が海外研修旅行を企画します。私は2年時にインド、3年時にインドネシア、フィリピン、ベトナムを訪れました。その頃から漠然と「海外に携わる仕事がしたい」と考えていました。

就職活動では業界を絞らず、海外営業がある会社にエントリー。その中のひとつが貝印でした。
実家で貝印のカミソリや爪切りを使っていたので、貝印という会社のことは知っていました。でも説明会に参加したときに、刃物以外にもたくさんの製品を作っていることに驚きました。その中にはニッチなものもたくさんあります。「いろいろな製品を扱えるのはおもしろそう」と感じたのを覚えています。

念願の海外事業部に配属され
オセアニア地域を担当

入社後、希望が通り海外事業本部に配属となりました。
まず担当したのは日本の貿易商社様で、次にオーストラリアやニュージーランドのお客様を担当しました。ただ、最初の4年は日本でお客様とメールのやり取りをしたり日本にいらっしゃるお客様をお迎えするのがメインの仕事で、自分が海外に行くのは年に一度あるかないかでした。

ただ貝印での経験を積むうちに、だんだんと海外で自分の力を試してみたいと思うようになったのと同時に、学生時代に携わったアジアで仕事をしたいと感じるようになっていきました。

入社5年目でアジアを担当
そして突然のインド出張に

入社5年目に希望が叶い、アジアを担当する部署に異動となりました。最初に担当したのは香港です。前任者との引き継ぎを終えて「さあ頑張るぞ!」と思った矢先、突然上司から「インドに行ってほしい」と言われました。

インドでは現地で営業活動をスタートした矢先に、諸事情でマネージャーが辞めてしまい、現地から人を派遣してほしいと要請があったのです。
実は直前に行われた懇親会で上司に「学生時代にインドに行ったことがある」という話をしたんです。それが「森吉が立候補した」と伝わったそうです(笑)。辞令を受けたときは驚きましたが、これもチャンスだと考え、1カ月半、インドに旅立ちました。

インドでの業務は会社の仕組みを作ることでした。軌道に乗った支社と違い、まだ何もない状態ですからすべてを自分たちで何とかしなければなりません。私は営業サポートという形で派遣されたはずが、総務や人事の仕組みづくりなど多岐にわたる業務に携わることになりました。。このインド出張は驚きの連続でしたが、自分のキャリアの中でもまたとない貴重な経験ができたと感じています。

アジアのお客様に
貝印の価値を伝えたい

現在、香港での業務は後輩に引き継ぎ、私はインドをメインに担当しています。
アジアと一口に言っても生活習慣は大きく異なります。例えば中国、韓国などは日本と同じように食材をまな板の上で切りますが、インドではまな板を使わず手のひらの上で食材を切ります。そのため大きい包丁よりもフルーツナイフくらいのサイズのものが需要が高くなります。

現在はインドのニムラナに工場も立ち上がり、貝印品質の製品を製造しています。欧米だと貝印の製品は百貨店やスペシャリティ・ストアで扱われるケースが多くなります。一方、インドの小売店は外資の日用品のメーカーの参入もまだまだ少なく、現地企業の商品が多いため、必然的に価格にシビアなお客様が多くなります。
私たちは品質面で妥協して価格を下げるのではなく、現地の営業チームとタッグを組んで、貝印ならではの価値をお客様にお伝えしながら現地の人々へ価値観を変え、啓蒙していくことを進めています。

業務の担当範囲が
幅広いからこそおもしろい

私が所属する部署のメンバーは7人。この人数でアジア全域を担当しています。必然的に仕事は多岐に渡ります。
かつてはそれぞれの地域からの要望を受けて私たちが商品開発することもありました。現在は商品部で開発を行うので、私たちは現地からの要望を開発に伝え、商品部と二人三脚で製品化していきます。多くの人と関わりながら仕事をできるのはとてもおもしろいですね。

現在、私はインド担当に専念しています。平均すると海外出張は月1回、1週間ほどの日程です。現地にいるスタッフが円滑に仕事ができるよう最大限のサポートをしていければと考えています。
そして将来的にはインドの工場で製造した製品をまだ貝印が進出していない国に広げていければと思います。

休日は友人と会って
気持ちをリフレッシュ

出張が入るとどうしても週末が移動日になるケースが多くなります。だからこそ、何もない週末は友人と旅行に出かけたり食事を楽しんだりして気持ちを切り替えています。
出張中にオフを取ることはなかなかできませんが、たまたま大学の後輩が同じ地域に出張していたので、時間を合わせて食事をしたことがありました。こういう機会は滅多にないですし、仕事で気を張っている中だったのでほっとできる時間をもてて嬉しかったです。

インドオフィスがあるグルガオン(グルグラム)はオフィス街。しかも車がないと移動しづらい場所なので、仕事が終わっても出かけることはほとんどありません。
ただ、1カ月半駐在したときはさすがにホテルに籠りきりだと辛いので、休日にデリーまで観光に出かけたり、アーユルヴェーダのマッサージを受けたりしていました(笑)。

事前リサーチを怠らないで
後悔しない会社選びを

就職活動中、私は先輩からこんなことを言われました。
「新卒で入社する会社は長い社会人生活の基礎を作る場所になる。だから焦らずじっくり決めたほうがいい」
実際に私が就職してみて、本当にその通りだと感じています。ぜひ会社のことをよくリサーチして、いろいろな人から話を聞いて納得のいく会社を探してほしいですね。

私は学生さんから必要な語学力について聞かれることが多いですね。実は私自身、語学が堪能とは言えなかったと思います。語学は最低限のレベルがあれば大丈夫だと思います。それよりもやりたいという気持ちを大事にして、夢に向かってチャレンジしてください。

SCHEDULE

スケジュール

1日のスケジュール

8:30~ 出社
9:00~ メール、ミーティング、資料作成
12:00~ 昼食
13:00~ メール、ミーティング、資料作成
19:00~ 帰宅