2013年入社

商品企画

佐々木 美穂

PROFILE

佐々木 美穂

佐々木 美穂

学部
経済学部
学科
産業経営学科
出身地
大阪府
趣味
手芸

インタビューINTERVIEW

採用面接で直感。
「ここなら長く勤められる」

大学生になり自分の将来のことを考えたとき、生活に密着したものを作る業界で働きたいと思うようになりました。そして、就職活動では食品や日用品メーカーにエントリーしました。
実はこの時点で貝印のことはまったく知りませんでした。エントリー先を考えるときに「身近にあるものはどんな会社が作っているのだろう」と文具や日用品を見たら、カミソリの裏に貝印と書かれていたのです。家族に尋ねると「昔からある会社だ」と言われ、「歴史が長いということは、会社として確固たるポリシーを持っているはず」と思いエントリーしました。

面接では私自身の考えなどを詳しく聞かれました。その時に「貝印は私の中身を見てくれている」と感じたのを覚えています。そして「この会社なら長く勤められそう」という直感がありました。

営業時代の経験が
現在の大きな財産に

入社後はまず営業部に配属となり、スーパーマーケットとホームセンターを担当することになりました。
得意先では自分たちで商品を陳列する棚を作ったり、売り場を作ることも珍しくありません。ある意味、体力勝負なところもある仕事です。
でも商品を並べているとお客様から「どれがいいかしら」と話しかけられることもあり、消費者がどのような部分を見て商品を選んでいるかを生の声で知ることができました。とくに包丁売り場にいるときはよく話しかけられましたね。この経験は私の財産になっています。

商品開発に異動し
いきなり人気商品を担当

商品企画部に配属されたのは2017年4月。異動してすぐ、私はNyammy(ニャミー)という家庭用品シリーズ第2弾の企画を任されました。猫をデザインしたかわいいキッチングッズは私自身が好きな商品だったので、担当できることになり、とてもうれしかったですね。
一方で、最初は戸惑いの連続でした。まず何から取り掛かればいいのか。そこがわからないのですから。

そこで同じ部署のメンバーや上司はもちろん、開発の方、デザイナーなどをつかまえては質問し、必死に業務を進めていきました。
そんな私に対して周りの人は嫌な顔一つせず、丁寧に教えてくれます。貝印の人たちは本当に面倒見がいいのだと感じましたね。
そして2017年10月に発売開始。正直、大変だった記憶しか残っていないくらいですが、出来上がったばかりの商品が手元に届いた時の安心感と嬉しさは一生忘れないと思います。

意見を取りまとめるのも
商品企画の大切な仕事

商品企画の仕事は、新商品の企画を立案して会社の承認を得ることから始まります。
企画が通ったら、価格帯をどうするかなど、商品の詳細をつめていきます。そして同時進行でプロダクトデザインを考えていきます。ここからは開発担当者とタッグを組んで進行します。

商品企画、開発、デザイナー、営業……。一つの商品が世に出るまでには多くの人が関わります。それぞれ立場が異なるので意見も変わってきます。たとえば営業の立場では価格を安くできたほうがより多くの人が手に取ってくれると考えますが、開発は品質を高めることを考えます。デザイナーからは「こういうコピーが入れられるものがいい」という意見が出ることも。関係者の意見を聞きながらどういう商品に落としていくかを考えるのも、商品企画の大切な仕事です。

貝印の成功法則に固執せず
斬新な商品を企画したい

商品企画部に異動して、ゼロからモノを生み出すことの大変さを身にしみて感じています。
それもあり、異動後はどういう製品が市場で受け入れられているかを貝印が扱う領域以外でもチェックすることを心がけています。
たとえばシャープペンシルはツメキリや包丁と同じように長く存在する製品です。でも文具メーカーは毎年いろいろな形の製品を世に出しています。これは本当に凄いことだと思います。

もうひとつ、自分の考えを型にはめ過ぎないことも意識しています。
たとえば商品には売れ筋の価格帯がありますが、そこに固執すると既成概念を破るような商品は生み出せないかもしれません。これまでの常識にとらわれず、新たな商品を世に送り出していきたいですね。そして目立たなくてもいいから多くの方のそばにひっそりと寄り添っていけるような商品をお客様にお届けできたらと思います。

ホームセンターは
つい長居してしまう場所

休日はいろいろなお店巡りをしていることが多いです。
もともとホームセンターや雑貨屋さんが大好きなので、新しいお店がオープンしたと聞いたらつい遠出してしまうこともあります。趣味と実益を兼ねた休日の過ごし方ですね。
一度ホームセンターに入ったらいろいろな売り場を見たくなって、何時間もお店の中をうろうろしていることも珍しくありません。そこで貝印の商品を手に取ってくださっているお客様を見かけると嬉しくなりますね。

自宅で過ごす時は自社製品でお菓子作りを楽しんだりしています。世に送り出したものを自分で使ってみると、「ここは使いやすい」「ここはもっとこうすればよかった」など、毎回いろいろな発見があります。それらはすぐにではなくてもきっと新しい商品を企画する際に役に立つはずだと感じています。

年次や経験に関係なく
意見を聞いてもらえる会社

貝印で働いていて強く感じるのは、年次や経験に関係なく意見を聞いてもらえることです。そして若い社員の意見を「新鮮な考え方だ」と受け入れてもらえることもあります。
いいと思えば年次など関係なくどんどん提案を取り入れてもらえるので、いろいろなところにチャンスがあると思います。だからこそチャレンジ精神が旺盛の人にぜひ興味を持っていただけたらと思います。

SCHEDULE

スケジュール

1日のスケジュール

8:00~ 出社
8:50~ 朝礼
9:30~ メールチェック、資料確認等
10:30~ 資料作成
12:00~ 昼食
13:00~ チームミーティング
14:00~ 企画書・資料作成
18:00~ 明日の業務確認
18:30~ 帰宅