学生時代はサッカーだけでなくサークル運営やバイトにも熱中
小学4年生からずっとサッカーをやってきました。
きっかけは、Jリーグが発足したことと、兄がサッカーをやっていたことでした。
しかし、サッカーしかできない人間になるのは嫌だったので、大学は社会的にさまざまなことが学べる経済学部に進学しました。
学生時代のアルバイトは、コンビニエンスストアの店員です。慣れてきたころに、お菓子売場を全面的に任されて、新商品やお客様が手に取ってくれそうな商品を自分の裁量で発注・陳列していました。自分の携わった商品が売れた時は、とても嬉しかったです。
大学では、サッカーは勝ち負けにこだわらず、楽しむスタイルに変えて、サークル活動で続けました。プレイヤーとしてだけでなく、サークル運営の仕事を手伝うなどして、サッカー以外のことにも積極的に参加するようになっていったのが、私の大学生活でした。
「そういえば、あの会社か!」気がついたのは入社直前
就職活動を始めたころは、世の中にどんな仕事があるかも分かりませんでした。
コンビニエンスストアでアルバイトしていたことから、当初はお客様と近い立場でいられる小売業を志望していました。しかし、活動を続けているうちに、小売店に商品を卸す卸売業や、実際に商品を作っているメーカーなどにも興味が広がっていき、こうした一連の過程に携わることのできる企業を探すようになりました。
貝印の名前は、中学生の頃ころによく見ていた商品カタログに包丁やハンドミキサーなど多種多様な貝印製品が掲載されていたので、何となく知っていました。
就活サイトで貝印の名前を見つけたときは、私の志望するメーカーだったこともあって、特にそれと気づかずに応募していました。
商品カタログに名前がたくさん載っていた会社と、面接が進んでいる会社とが結びついたのは入社直前のこと。気がついたときは「そういえば、あの会社か!」と思わず声をあげてしまいました。
営業、販促、ECサイト…
幅広い業務を経験
入社して1カ月間は研修として、岐阜や新潟の工場・物流を見学したり、実際に業務に参加したりしました。
そこで驚いたのは、貝印は取り扱い点数1万点を謳っていますが、その一点一点をきちんと人の目で検品しているということです。包丁の研ぎ方一つとっても、とてもていねいに作業していて、「これがものづくりの現場か」と圧倒されました。
最初に配属されたのは、ドラッグストア専属の営業部でした。取り扱っていた商品は、カミソリ・ツメキリをはじめとした身だしなみ関連の商品です。
営業を5年にわたって担当した後、マーケティングマーチャンダイズ本部に異動になりました。こちらでは商品にまつわる販促物の企画・制作が主な仕事でした。直接商品を売るというより、商品が売れるようになるためのサポート、といった内容です。
その1年後に、今度は経営企画室に異動になりました。ここでは新規案件を取り扱うことが多く、私は主にオンラインで自社製品を販売するECサイトなどを担当しました。
現在は、営業企画部で働いています。自社商品に関連した市場調査データを収集して分析し、営業活動に役立ててもらうための仕事です。関連する商品の販売動向や、今年のバレンタインにはどういったものが流行りそうだ、という解析結果などを社員に共有する、販売支援の仕事になります。