KAIグループは、知的財産の創出や活用を通じて、社会課題の解決に取り組むことで、持続可能な事業成長や企業価値の向上に貢献することを目指しています。
※分析はSDGs17の目標と169のターゲット定義文を基に当社基準による
KAIグループが保有する特許権は、関連するSDGsの目標が幅広いことが特徴です。その理由として、キッチン用品、製菓用品、ビューティケア用品といった生活用品から、医療用品や業務用刃物まで、1万点にもおよぶアイテムを展開していることが挙げられます。
※SDGsが国連で採択された2015年9月の翌年以降に出願されたKAIグループの国内および海外の特許・意匠を調査
KAIグループでは、SDGs達成に向けた製品・サービス開発を推進しています。取り組みの成果として、SDGsの目標に紐づく製品・サービスに関する特許・意匠出願件数は増加傾向にあります。
紙製ハンドルとオール金属製のヘッドからできた98%プラスチックフリー※のカミソリ。
従来のカミソリと遜色ない使い心地を追求。
プラスチック使用量を削減し、持続可能な消費と生産、廃棄物の発生の削減、気候変動対策に貢献します。
※当社製3枚刃カミソリとの比較
ハンドルに紙、刃体に金属を使用した90%プラスチックフリー※のカミソリ。
2つのカバーを折り返して刃をしまうことで、収納・持ち運びも可能。
プラスチック使用量を削減し、持続可能な消費と生産、廃棄物の発生の削減、気候変動対策に貢献します。
※当社製顔用カミソリとの比較。削減率はモデル時の理論値のため変動する場合があります。
刃の表と裏を異なる形にして、刃先の強度と切れ味を向上させた眼科メス。
眼の健康を維持することに寄与し、手術を受ける人の負担軽減に貢献します。
袋の二度切りによる異物混入を防止するナイフ。作業者の技術の習熟度に関わらず、フィルムの確実な切断開封を実現。
技術的・職業的スキルなど、働きがいのある仕事及び技能を備えた若者、外国人、主婦層を含めた成人の割合の増加に貢献します。
荒砥石と、ガイドを一体化した仕上げ砥石を組合せた研ぎ器。軽く引くだけで簡単に早く研ぐことが可能。
包丁のよい状態を維持しながら長く使用することができ、廃棄物の発生防止、削減に貢献します。
特にカミソリ分野において、KAIグループのSDGs対応商品数は、業界No.1※の多さを誇ります。KAIグループのSDGs対応カミソリの歴史は30年以上前に遡り、1991年には、地球環境に配慮した“生分解性樹脂”に関する特許出願に挑戦しています。また、1996年には、生分解性樹脂を使用したカミソリ「エコレ」を発売しました。
使い捨てカミソリを取り扱う企業の責務として、廃プラスチックの削減と資源循環の一助となるべく、環境対応カミソリの開発に注力しています。
※2023年6月現在 貝印調べ
廃棄後においても地球環境を汚染することのない商品開発を意識し、使い捨てカミソリの樹脂部などに使用する“生分解性樹脂”に関する特許出願に挑戦しました。
植物原料から生まれた生分解性樹脂を使用。草木と同様に、土中の微生物により分解され養分となり、自然に戻ります。刃部もカーボン量の多いステンレスを使用し、土中では錆びて土に戻ります。(現在は販売終了)
パッケージに紙を採用し、硬質樹脂にPCR(ポストコンシューマーリサイクル)材を65%使用することで、環境への負荷を軽減しました。
紙製ハンドルとオール金属製のヘッドからできた98%プラスチックフリー※のカミソリ。
※当社製3枚刃カミソリとの比較
ハンドルに紙、刃体に金属を使用した90%プラスチックフリー※のカミソリ。
※当社製顔用カミソリとの比較。削減率はモデル時の理論値のため変動する場合があります。
パッケージに紙を採用し、キャップと硬質樹脂部分に、リサイクル材を95%使用。従来の使い心地はそのままに、環境負荷の軽減を目指しました。(環境対応仕様は数量限定商品)
KAIグループは、国際連合機関の世界知的所有権機関(WIPO)が運営する、環境保全に関する技術交流のプラットフォーム「WIPO GREEN」に、2021年からパートナー企業として参画しています。
2023年6月現在、「紙カミソリ®」「プリティー 紙カミソリ® L型」に関連する特許・意匠計10件を「WIPO GREEN」のデータベースに
登録しました。
これらの特許・意匠群の登録によって、環境保全関連技術を必要とする企業や個人とのより密なコミュニケーションが可能となり、環境に配慮したグローバルな技術マッチングの可能性が高まります。
今後も、環境負荷の低減を追求し、よりよい製品とサービスの開発、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。