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  • DXに関する当社の取り組み

昨今の市場環境の変化に柔軟に対応するため、KAIグループでは、第二次中期経営計画において「人も会社も学び、成長し続ける高信頼性組織」を掲げています。また、企業ミッションである「鋭い視点と先端技術で未来を切りひらき、こだわりとやさしさをもって人々の生活に誠実によりそう」の実現と併せて、お客様にさらなる価値を提供するために、変革に向けた取り組みを進めてまいります。

さらに、KAIグループにおけるデジタルトランスフォーメーション(DX)のゴールを「真のグローバルOne Teamの実現」と定め、グローバル共通基盤とリアルタイムデータの流通による新たな企業価値の創出を目指し、以下の戦略を推進し、全社一丸となって、このゴールの達成に取り組んでまいります。

KAIのDX戦略

KAIグループ全体でのDXを加速するため、次の4つの主要戦略を柱として取り組んでおります。

1 データ活用戦略

社内に点在しているデータの統合・可視化を行い、データドリブン経営の実現を目指します。

2 次世代ビジネス・アプリケーションツール利活用戦略

生成AIやRPAツール、ローコード・ノーコードツールなどを利活用し、業務プロセス改革や、新たな価値創造を目指します。

3 インフラ基盤構築戦略

クラウドリフト化やSASE、EDRなどの導入を通じ、高セキュリティを担保しつつ、柔軟性と拡張性を両立し、コスト効率を最大化した基盤構築を目指します。

4 人材育成戦略

従業員のデジタルスキルを向上させ、データ活用や次世代ビジネス・アプリケーションツールの利活用ができる人材の育成を目指します。

戦略を効果的に進めるための体制

全社横串のデジタル推進部の設置

社長直轄部門として、グループ経営統括本部内に、デジタル推進部を設置。スピード感をもって、DX推進ができる体制を構築しています。

人材採用

地元就職を希望するITスキルを持った高卒人材の採用を継続的に実施します。タイムカプセル株式会社との協業により、採用サポートに加え、同社のスクール機能を活用した、入社後のスキル向上研修も行います。

人材育成

26年度末までに、社員のうち8割がITパスポート、2割がG検定を取得することを目標とし、eラーニングや外部有識者による研修を通じてスキル向上を図ります。また、各種業界団体への参画や企業間コミュニケーションも積極的に実施し、知見の習得を目指します。

※40代までの社員

部門間の関係性強化

DX戦略の推進にあたって、業務部門サイドにもDX推進を担うメンバーを置き、デジタル推進部メンバーとの関係性を強化し、DX推進のスピードを高めていきます。

戦略を実現するための環境整備

戦略の具現化に向けて、最新の情報処理技術を活用しながら、環境整備も進めていきます。

データ活用基盤

  • 次世代データ利活用基盤のデータレイク・データウェアハウスの構築
  • BIツール導入によるリアルタイム可視化実現と、意思決定のスピードアップ促進
  • 紙帳票のデジタル化によるデータ集積と活用の実現
  • グループ各社における、グローバルでのデータ流通と、業務効率化・最適化の実現

次世代ビジネス・アプリケーションツール基盤

  • 社内データ利用による生成AIサービス導入
  • RPAツール利活用による業務自動化推進
  • ローコード・ノーコードツール利活用による業務プロセス改革
  • デジタルマニュアルツール利活用による業務プロセス効率化と従業員のスキル向上促進

インフラ・ネットワーク基盤

  • クラウドリフト化推進によるコスト低減とセキュリティおよび信頼性の向上
  • 次世代ネットワーク環境構築による、セキュリティ強化と運用効率向上

戦略の達成状況に係る指標

DX促進のための管理指標として、以下の指標をモニタリングし、定期報告を実施してまいります。

  • 26年度末までに、社員の8割のITパスポート取得、2割のG検定取得を目標
  • 従業員向け情報セキュリティeラーニング/メール訓練の実施回数
  • オンプレミスサーバーのクラウド化比率
  • セキュリティ対策実施率

サイバーセキュリティに関する対策の
的確な策定及び実施

私たちはすべてのステークホルダーの皆様からの信頼と期待にお応えするため、組織の情報セキュリティシステムの構築、運用を行い、定期的な監査・評価・改善を実施することにより、リスク管理の強化に努めます。

貝印株式会社
カイインダストリーズ株式会社
代表取締役社長 兼 COO

遠藤 浩彰
JP
KAIグループについて
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