昨今の市場環境の変化に柔軟に対応するため、KAIグループでは、第二次中期経営計画において「人も会社も学び、成長し続ける高信頼性組織」を掲げています。また、企業ミッションである「鋭い視点と先端技術で未来を切りひらき、こだわりとやさしさをもって人々の生活に誠実によりそう」の実現と併せて、お客様にさらなる価値を提供するために、変革に向けた取り組みを進めてまいります。
さらに、KAIグループにおけるデジタルトランスフォーメーション(DX)のゴールを「真のグローバルOne Teamの実現」と定め、グローバル共通基盤とリアルタイムデータの流通による新たな企業価値の創出を目指し、以下の戦略を推進し、全社一丸となって、このゴールの達成に取り組んでまいります。
KAIグループ全体でのDXを加速するため、次の4つの主要戦略を柱として取り組んでおります。
社内に点在しているデータの統合・可視化を行い、データドリブン経営の実現を目指します。
生成AIやRPAツール、ローコード・ノーコードツールなどを利活用し、業務プロセス改革や、新たな価値創造を目指します。
クラウドリフト化やSASE、EDRなどの導入を通じ、高セキュリティを担保しつつ、柔軟性と拡張性を両立し、コスト効率を最大化した基盤構築を目指します。
従業員のデジタルスキルを向上させ、データ活用や次世代ビジネス・アプリケーションツールの利活用ができる人材の育成を目指します。
社長直轄部門として、グループ経営統括本部内に、デジタル推進部を設置。スピード感をもって、DX推進ができる体制を構築しています。
地元就職を希望するITスキルを持った高卒人材の採用を継続的に実施します。タイムカプセル株式会社との協業により、採用サポートに加え、同社のスクール機能を活用した、入社後のスキル向上研修も行います。
26年度末までに、社員のうち8割がITパスポート、2割がG検定を取得することを目標とし、eラーニングや外部有識者による研修を通じてスキル向上を図ります。また、各種業界団体への参画や企業間コミュニケーションも積極的に実施し、知見の習得を目指します。
※40代までの社員
DX戦略の推進にあたって、業務部門サイドにもDX推進を担うメンバーを置き、デジタル推進部メンバーとの関係性を強化し、DX推進のスピードを高めていきます。
戦略の具現化に向けて、最新の情報処理技術を活用しながら、環境整備も進めていきます。
DX促進のための管理指標として、以下の指標をモニタリングし、定期報告を実施してまいります。
私たちはすべてのステークホルダーの皆様からの信頼と期待にお応えするため、組織の情報セキュリティシステムの構築、運用を行い、定期的な監査・評価・改善を実施することにより、リスク管理の強化に努めます。
貝印株式会社
カイインダストリーズ株式会社
代表取締役社長 兼 COO