KAI FACT magazine
I'm KAI,too! #05
FACT  No.05


私もKAIです。 #05

試験での印象が良かった。東京本社で勤務する今年の新入社員4人に、数ある会社の中から貝印を選んだ理由を聞くと、こんな答えが返ってきた。「面接の後に工場見学をしたんです。試験を受けた中でもそんな会社は貝印だけだし、面接官の方がとても親切だったことも印象に残りました」と、市販アジア部のトラン・ホーン・ビック・チャウさん。第二営業部の安蒜早紀さんも「見学の際に聞いた工場の方の話に感動して、結局はそれが決め手に」と話す。入社試験を互いの相性を確かめあう場とするならば、最後に心を動かすのはこんな優しさやぬくもりの部分なのかもしれない。
では入社後の印象はどうだろう。第一営業部の嶋﨑龍太郎さんは「商談でモノを売るのが営業の仕事と思っていました。でも実際は店舗という現場に足を運び、僕自身がバイヤーさんや店員の方と繋がることも大事なんですよね」。初めてばかりの内容に奮闘しながらも、日々発見があるようだ。中には、すでに新たな目標を見つけた人も。「ある商品のパッケージ作りに、同じ部署の先輩が携わったそうなんです。私もいつか開発部門の方と一緒にものづくりができたら。貝印は個々の意見を吸い上げるシステムもあり、他部署との連携などがやりやすい会社だと思う」と、市販欧米部の今井由佳さん。そして、同じ国際部で近々ベトナム担当になるチャウさんの夢はさらに大きい。「ベトナムには貝印の工場があるのに、商品は現地でほとんど売られていないんです。この現状を変えたい。生活に役立つとてもいい商品だということを、ベトナムの人たちにもっと紹介していきたいですね」。
人のぬくもりに惹かれここへきた彼ら、その視線の先にあるのもやはり人だ。貝印で受け継がれているのはきっとものづくりのその先、使う人への思いやりの心なのだろう。
  • 自分たちを見せること、そこに込めた想い。

    数十年続いているという“面接後の工場見学”。実施の理由を総務人事部に聞いた。「貝印は、会社の信念や社長の想いを社員それぞれが咀嚼し、自分なりの行動を起こしている会社だと思います。貝印ではそれを『考動』と呼んでいますが、そうなるためにもこの会社ではどんな仕事をし、どんなモノを扱うのかをしっかり理解した上で入社を決めてほしいし、それには現場を見てもらうのが一番なんですよね。新人のみなさんも近い将来、ほかの社員と同じくきちんと考動できる人になってくれると嬉しいです」。
  • 正眼寺研修、今年からは女子も参加!

    岐阜県・正眼寺で行われる恒例の新人研修は、朝3時に起きて読経から1日が始まり、夜9時には就寝という3日間。「座禅の間は時間の感覚すらわからなくなる。辛いというよりむしろ新鮮な体験でした」(嶋?さん)。また今までは男子のみが対象だったが、今年からは女子も日帰りで参加。「前日に現地入りしたんですが、その日が大雨で。新幹線は途中で止まるわ、高速バスは大混雑するわで、ホテルに着いたのは夜中0時過ぎ。行くまでが大変すぎて、研修中のほうが心安らかでした(笑)」(安蒜さん)。

今井 由佳さん

安蒜 早紀さん

ラン・ホーン・
ビック・チャウさん

嶋﨑 龍太郎さん

  • Questions
    ①この仕事を始めて  ②仕事で嬉しい瞬間
    ③今後の仕事の目標  ④休みの日は何を?
    ⑤好きな芸能人は?
  • 市販欧米部 今井 由佳さん

    ①約半年②無事に船積できた時③もっと多くの地域に貝印の製品を広めたい④旅行⑤綾野剛


    東京本店 第二営業部 安蒜 早紀さん

    ①約半年②新しい仕事を覚えてできることが増えた時③仕事の流れを覚え、自信をもって話せるようにしたい④ショッピングや舞台観賞⑤佐藤アツヒロ


    市販アジア部 トラン・ホーン・ビック・チャウさん

    ①約半年②頼まれた仕事を完璧にこなせた時③アジアのマーケットを広げたい④友達と美味しいごはんを食べに行く⑤マツコ・デラックス


    東京本店 第一営業部 嶋﨑龍太郎さん

    ①約半年②自分の関わる企画が実際に展開された時③こだわりを持って商品を使ってもらえるような提案をしたい④ラーメン屋巡り⑤佐々木彩夏(ももいろクローバーZ)


  • この記事をシェアする
  • twitter
  • facebook
  • printerest