英語で”General Affairs”と表現されるように、「総務」という仕事の幅は広い。岐阜県関市の小屋名本社では、管理本部総務管理部に所属する総務の7人が、日々さまざまな事務にあたっている。なかでも、現場で活躍する4人の女性たちは、年次の差に関係なく、それぞれに担当業務を持ちながら、日々発生する問い合わせ対応やトラブル解決に奔走している。
入社以来、一貫して総務に所属する成瀬めぐみさんは、社員の健康診断と生命保険、年末調整に関する業務を主に担当する。「全社員が受ける健康診断は年に1回、工場で有機溶剤などを扱う社員には、さらに半年ごとに特殊健診があり、その案内や催促を行います。対象者全員に受けてもらうための催促だけでも結構大変なんですよ」。
中途入社組の中村メイ子さんも、総務一筋だ。成瀬さんから引き継いで、勤怠管理と給与計算、それにパートのメンター面談などを受け持つ。「総務はなんでもやるんですよ」と笑いながら、いろいろなエピソードを教えてくれた。
学生時代から法律関係の仕事に就きたかった松尾恵里さんは、希望が叶って社会保険の担当に。毎年7月の算定基礎届が大きな仕事だ。『月刊総務』などの業界機関紙にも細かく目を通す。
入社1年目の白石久乃さんは、作業服の管理と工場見学の準備、そして慶弔関係の事務を担当。頼もしい先輩たちに囲まれた働きやすい環境が気に入っている。
多くの社員と接する機会があるのも、総務の魅力のひとつだ。
ここで紹介したのは、総務の仕事のほんの一部にすぎない。約700人いる社員が毎日、職場で快適に過ごせるのは、彼女たちのおかげといっても過言ではない。
話題が尽きない4人に、総務の魅力を聞いた。「いろいろな社内行事に関われるところ」(成瀬さん)、「何かあったら頼りにしてもらえるところ」(中村さん)、「イベントに裏方で携われるところ。先日も文化事業コンサートで、いま話題のピアニスト・清塚信也さんの演奏を、キーのタッチがわかるくらい間近に見ることができて嬉しかった」(松尾さん)「福利厚生に詳しくなるので、制度をフル活用できるところ」(白石さん)。総務に所属するメリットは、たくさんあるようだ。
社員の結婚・出産・見舞金などを準備するのも総務の仕事だ。カイ インダストリーズの慶弔金制度には「新築祝い」まであり、充実した福利厚生が用意されている。もうひとつ、総務の「なんでも屋」を象徴するエピソードを。「あるとき受付から電話があって、工場の駐車場に大きな犬が迷い込んだというんです。放置できないからどうにかしてくれ、と。仕方がないので、チームみんなで追いかけましたよ。総務はそんなこともするんです!」(中村さん)
①1年②ありがとうと言ってもらえた時③仕事を覚えて、できることを増やしたい④カフェ巡り、岩盤浴⑤伊藤英明
①5年②新しい知識を得られた時③ポジティブリスニングを心掛ける④ミニシアター系映画鑑賞⑤鈴木亮平
①6年②ありがとうと言ってもらえた時③頼られる存在になる④子供とピアノ、空手⑤岡田准一
①9年②社員に頼ってもらえた時③新しいやり方を取り入れて丁寧に素早い対応④カフェ巡り、旅行⑤大谷亮平
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