元プロ野球選手の斎藤佑樹とAUGERによるコラボレーションアイテム「AUGERスマートグルーミングセット selected by 斎藤佑樹」が3月12日より発売。その発売を記念して、阪急メンズ東京の地下一階にあるBicerin HANKYU MENʼS TOKYOにおいてトークショーが開催された。その模様をレポートする。
2021年のシーズン終了後に現役を引退するとすぐに「株式会社斎藤佑樹」を設立。「野球未来づくり」をビジョンに掲げて、現在さまざまなプロジェクトに邁進している斎藤さん。現役時も引退後も身だしなみには気を使っていると話すが、スポーツ選手ならではの身体のメンテナンスについて、今回のコラボレートについて、そして今後の展望まで。AUGERを起点として、さまざまな話題が飛び出したトークショーとなった。
まずは今回のコラボレーションアイテムのことからスタート。
「AUGERは黒で統一されているのがカッコいいですよね。僕も、普段からシックな服装が好きで、持ち物もモノトーンで揃えることが多くて。野球をしていたときから手の手入れや身だしなみは大事にしていたので、そのあたりも含めて共感して、今回のコラボレーションにつながりました」
「AUGERの商品のうち、普段からよく使っているものをセレクトしました。出張のときなどに、このセットで持っていけるのは魅力。あと、プレゼントにも最適かなと思っています。僕もプレゼントに何をあげるかいつも悩むんですけど。(日本ハムファイターズの)チームメイト同士では、1万円分の商品券を渡し合って、『結局それが一番いいよね』みたいに落ち着いていたんですけど、これからはこのセットがちょうどいいなと感じています」
現役時代も引退後も身だしなみには気を使っているという斎藤さん。投手というポジションだからこそのエピソードを交えて話してくれた。
「現役時代によく使っていたのはネイルファイル。その頃はまだAUGERブランドがなかったので別のものを使っていましたが。ピッチャーなので爪先は繊細で、ツメキリを使うことはなかった。ほぼ毎日ネイルファイルで整えていました。ピッチャーはみんなそうですね。僕の話でいうと、スライダーを投げるときに中指の内側にかかるんですけど、ここの爪はすごく短くしておきたい。でも、ストレートを投げるときは人差し指にかかるから、ちょっとだけ長くしておきたい、とか。最後の指のかかりがちょっと違っただけで変わってくるので、練習中も試合前も常に気にしていましたね。引退してからはツメキリも使うようになりましたけど」
「中学から高校に上がった頃に、よく爪が割れていたんですよ。なぜ爪がよく割れるんだろうと悩んでいたら、ある方から『ツメキリを使ってるでしょ?』と言われて。ツメキリを使うと、爪先がちょっとだけ割れるみたいで。顕微鏡で見ないとわからないレベルなんですけど。ツメキリじゃなくネイルファイルを使うようになったら、そこからは割れなくなりましたね。ちなみにAUGERのツメキリは、ちゃんと切ってくれるから割れないらしいです。普通のものは勢いでパチンって押すように切るから割れるらしくて」
「AUGERのカミソリも、やっぱり貝印さんすごいなと思いました。切れ味がよくて、産毛まできれいに剃れるんですよね。産毛をちゃんと剃ることで肌のトーンアップにもつながるし、愛用しています。あと、このアイブローシェイピングレザーも便利。眉毛を整えるときもそうなのですが、指や腕にちょっと産毛が目立つときにシュッと剃ったりできて使いやすいんですよね」
上の写真は、斎藤さんが今回のコラボレーションアイテムのために撮影した写真作品。購入特典のポストカードにも使用されているものだ。この写真に込めた思いとは?
「写真は引退後に始めました。今回、このコラボセットを僕なりに伝えるために、どうやって撮ろうかなというのはすごく考えました。そのなかでやはり、ケアする自分の手と、ケアするアイテムを合わせたかった。その中心には野球(のボール)がある。という構図にしました。これ以外にも、野球場の土を全面に敷いて、その上に商品を立てて撮ったりもしたのですが、それよりも自然光で撮ったこの白っぽい青っぽい色味が好きだったので、これにしました。この色のトーンで“斎藤佑樹らしさ”を表現しました」
そして話は株式会社斎藤佑樹のことへ。
「斎藤佑樹なりの野球界への恩返しをどうすればできるのか、いろんな人と話しながら進めています。取材を通して野球の魅力の発信していくのはもちろん、野球界の課題にも取り組んでいきたい。野球人口が減っているということもそうですが、働いている人たちがよりよく働ける環境づくりだったり、選手のセカンドキャリアのことだったり。僕も、選手時代は野球のことしか考えられていなかったのですが、たとえばアメリカでは現役のアスリートが引退後のことも考えながら、いわゆるセカンドキャリアではなくデュアルキャリアという形で、別のキャリアを構築していく、というのがスタンダードになってきている。そういった考え方を日本でも広めていけたらいいなと思っています。あと、地域に根ざしたスポーツのあり方やスポーツビジネスについては、もっともっと勉強しないといけないなと感じています。今回の取り組みで新しい発見もあったし、これからもいろんなことに挑戦しながら自分の知見を増やしていって、『野球未来づくり』へつなげていけたらいいなと思っています」
Photography_Masashi Ura
ABOUT AUGER®
忙しい朝も、穏やかな夜も、人間らしさを取り戻す。身だしなみを整える時間は、自分と向き合う時間でもあります。自分の心に触れて日常を整えると、普段の何気ない時間が愛おしくなる。AUGERが提供したいのは、暮らしを「整える」心地よい豊かな時間です。