「美眉師」と呼ばれ、眉メイクの第一人者として活躍するヘア＆メイクアップアーティストの尾花ケイコさんと
共同開発したアイブローガイドとテンプレートは、誰もが簡単に左右対称の眉毛を描くことのできるすぐれアイテム。
恋愛学の研究でも著名な森川教授によると、左右対称の顔は美しさや安心感、心地よさに大きく関係しているのだとか。
尾花さんがこの製品に込めた思い・こだわりとともに、ご紹介します。
早稲田大学国際教養学部教授
森川 友義
政治学博士（Ph.D.）。専攻は、進化政治学、日本政治。早稲田大学政治経済学部卒業後、渡米し、ボストン大学大学院政治学研究科で修士号、オレゴン大学大学院政治学研究科で博士号を取得する。2008年、早稲田大学にて始めた講義「恋愛学入門」が大きな話題を呼び、恋愛学に関する著書の執筆や講演なども多数行っている。
通常、恋愛のプロセスというのは“五感”なんです。見て話して、匂いを嗅いで手をつないでキスして関係を深めていく。そういうひとつひとつの感覚が、ふるいの役割を果たしている。その五感のうち、男性が唯一発達しているのが「視覚」で、残りはすべて女性のほうがより敏感に発達しています。
我々の遺伝子は、狩猟採集時代の遺伝子の仕組みからほとんど変わりません。男は一瞬にして獲物を判断しなくてはいけなかったので、当然視覚が発達する。男性というのは約0.15秒のあいだに自分のストライクゾーンかそうでないかを判断することができるんです。他方、女性のストライクゾーンは視覚的には狭い。
恋愛というのは、基本的には子供をつくるための情動です。厳しい自然環境の中で生き延びていくための強い生命力を持った子供を産むことができる、というメッセージがある女性のほうがモテる。だからそういうサインを発するということが大切。その意味において、シンメトリーというのは最も重要になってきます。
人間って全員、非対称なんですよ。栄養が足りていないと、体にひずみがでて、相手から非対称に見えてしまう。栄養が十分に行き届いていると、その非対称度が少なくなり、左右対称に見える。それがつまり、この人との間に産まれる子供は健康である、というメッセージになる。それをお互いに感じ取って、安心感や心地よさを得られる。
栄養をしっかり摂り、左右対称であることがベストですが、左右対称に“見せる”ということも有効。顔はお互いに視線を交わすので、目や目まわりの第一印象は重要ですね。だから、女性がメイクによって、左右対称になるように演出するというのは非常に大切なこと。メイクは女性の最大の武器ですよ。男って、スッピンとメイクした顔の違いなんて分からないものだから(笑)。“化粧した顔が、その人のスッピン顔”なんです。だから女性は自信を持って化粧してください。
今の時代、トレンドにも敏感でファッションにもメイクにも感度の高い方はとても多いのですが、“眉”に関しては「どうしたらいいのか分からない」という声をいただくことがよくありました。ほどよく太さのある、自眉を活かしたナチュラルな眉がトレンドの現在でも、まだ意外にも細い眉の方が結構いらっしゃいます。遠目から見ると、どこかバランスが悪かったり、古い印象を受けるときは大抵、眉が原因だったりしている気がします。それくらい眉は女性にとって、その人の雰囲気をつくる重要なパーツなのです。
眉の形ひとつにしても、カーブがあると女性らしく、短めだとフレッシュな印象になります。眉の動きによって、その人の感情がダイレクトに伝わったりするくらいですし、そう考えると自分を語れるパーツですね。本当にやりがいのあるパーツだからこそ、自分に合っていることが一番大事！ それが美しい眉の条件だと思います。
意志が目から伝わるように、間違いなく“目”は顔の中でも主役級のパーツ。言ってみれば、眉は目を引き立てる名脇役な存在なのです！ 自分の眉だけで毛流れを整え、理想の形ができたら最高ですよね。まずは、細くしてしまった眉は生やすことからスタートしてみてください。「もう生えないの」と諦めないでくださいね。
眉のメイクは世界的にも大変注目を集めていて、眉コスメもどんどん進化しています。だからこそ、失敗のしようのない、誰もが簡単に洗練された眉になれるツールが作りたかった。私自身、この製品を使用後に全身を鏡で見たとき、自分の顔が整って見えた。これは本当に“シンメトリー”の効果だと実感したんですよね。ぜひ、皆さんにもその効果を体感していただきたい！
そしてストレスフリーな毎日を過ごしてほしいと思っています。
メイクアップアーティスト
尾花ケイコ
独自の理論と卓越したテクニックで、メイクのトレンドを牽引する知性派トップヘアメイクアップアーティスト。モデル・女優からも信頼が厚く、その人の内面の魅力と個性を引き出すセンスは、幅広い層からの絶大な支持を受けている。バランス感覚に優れたメイク提案は、「実践できる！」と大人気。業界では「美眉師」とも呼ばれる眉のスペシャリストで、これまで眉メイクをした人数は4000人以上。著書多数。
美人に見える黄金バランスは、右目：左目：眉間＝1：1：1。その黄金バランスをベースに、眉間の位置を少し変えることで与える印象が変わります。
眉の形は左右対称に。アイブローガイドとアイブローテンプレートは、両眉に当てられるので、テクニックいらずできれいな左右対称の眉がかないます。
顔の立体感を左右するのは、眉山の位置。眉山の位置が正しいと、骨格を美しく小顔に見せる効果も得られます。
アイブローガイドを眉に当てて、自然な毛流れを意識しながら裏のコーム部分で眉をとかします。
アイブローガイドの横線を眉頭の下と合うようにセットします。
ガイドからはみ出た毛先を眉ハサミでカット。ハサミは顔に垂直に当てて切りましょう。
ガイドからはみ出た産毛はカミソリで剃り、太い毛は毛抜きで抜きます。
アイブローテンプレートの線を眉頭の下と合うようにセットします。
アイブローパウダー、もしくはペンシルで埋めていきます。眉頭は薄く、眉山から眉尻にかけて濃いグラデーションになるようにすると、ナチュラルな眉に仕上がります。眉頭を描きすぎないよう、眉頭側にはガードをつけました。
スクリューブラシを使って眉頭は下から上に、他は毛の流れに沿ってとかし、なじませます。
商品開発秘話
尾花さんに聞く、こだわりと開発秘話
眉は顔の正面と横顔に渡っているので、眉がキマれば美人に！ そして小顔にも見せることができます。それを叶えるためには、顔のカーブ、つまり骨格に合っていなければ意味がないわけです。
「だれでも美人眉」は、どこから見てもバランスがよくなるよう、そしてあらゆる年代に合うよう徹底しました。「愛され美人眉」は、眉間の幅を広めにすることで可愛らしい印象に、「おとな美人眉」は、眉山の位置を少し内側に入れ、アンチエイジングな眉づくりができるようにしています。
この製品の最大の特長は、“両方の眉を同時に描けることで左右対称に”できること。それにより眉間にもこだわることができました。顔の中心である眉間は、当然視線が集まり、顔の印象を無意識に作っていると思います。この3種の美人眉では、眉間の広さ・高さに少しだけ変化をつけることで、さらにそれぞれの個性を強調することができると考えました。
“眉頭の始まり方”も重要で、あえて波型の設計にすることで、自然な余韻のある仕上がりを可能にしました。眉頭の表情って、美人の印象を作るのにとても大事なポイントですから。本体の色も、眉毛の濃さに影響せず、かつ肌にのせたときに肌色がキレイに見えるピンク色に。何度も試行錯誤を重ねることで、世界にひとつだけの眉ツールをつくることができました。眉への愛は止まりませんね♡
