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HOW TO イガリシノブさんがレクチャー!
フレッシュ社会人のためのHOW TOメイク〈Vol.5〉
「ファンデを塗ると肌が凸凹…
“毛穴レス”な肌の作り方を教えてください!」

社会人1〜4年目のフレッシャーズたちが毎回登場。イガリシノブさんにメイクの疑問や悩みをぶつけ、もっともっと可愛くなれちゃう方法を教えてもらう全6回の連載企画です。

Vol.5_髙多さんの場合
毛穴を何とかしたい。毛穴を最大限目立たなくするには?

髙多杏子
長身とくりっと大きな目が印象的な高多さんは、広報・宣伝部所属の4年目。元々メイクはあまりしないそうで、ファッションもビューティーも“シンプル”志向。「そろそろ、仕事とともに自分の見た目もバージョンアップしていきたいです!」

COUNSELING

髙多「メイクはあんまり得意じゃないんです。とくに毛穴はどうすれば目立たなくなるのか分からなくて」
イガリ「毛穴をカバーする方法ね。まずは、毛穴レスアイテムを使うことが一番。もう1つは下地とコンシーラー、あとはハイライトを駆使して光を味方につける作戦! 毛穴を見えなかったことにしてしまおう。今日は、赤みを使って顔色よく、色っぽい印象に仕上げていくよ」

TODAY’s POINT
1. 毛穴レスアイテムを駆使する
2. 光(ハイライト)で凸凹を飛ばそう!
3. “赤み”を取り入れて色っぽく

SELF MAKE-UP ITEMS

髙多さんのポーチの中から、この私物アイテムを使います。

  • A:シャネル ルージュ ココ 458 マルレーヌ
  • B:アルビオン タイトフィルム ファンデーション PRO クールベージュ040
  • C:エレガンス ラ プードル オートニュアンス Ⅵ
  • /すべて髙多さん私物

+ ITEMS

今回は新たに投入するのは、こちらのアイテム。

  • a:マジカル ポア ミニマイザー/RIMMEL
  • b:ポア プライマー 01 ナチュラル/メイベリン ニューヨーク
  • c:スキン ブライトナー(モイストタイプ)01 パーリィピンク/メイベリン ニューヨーク
  • d:コントロールカラーベース ピンク/WHOMEE
  • e:フィットミー コンシーラー 15/メイベリン ニューヨーク
  • f:フィットミー コンシーラー 35/メイベリン ニューヨーク
  • g:マシュマロルック リップスティック 028/RIMMEL

+TOOLS

MAKE CHANGE START

1

全体にピンク系コントロールカラー(d)を広げたあと、毛穴を埋めてフラットに整える部分用下地(a)をおでこ、目の下からほおに乗せ、なじませます。「まずは広い部分に“面”で入れよう」

2

肌色をトーンアップさせながらツヤ感を出すパール系の下地(c)を全体に薄く伸ばし、手のひら全体でなじませます。

3

さらに、とくに毛穴が気になる鼻まわりに毛穴レス下地(b)を追加します。ここは①と違って“点”でトントンと埋めるように入れていくのがコツ! そのあと、写真のようにおでこ、目の下から頬、口角の影に明るめのコンシーラー(e)をオン。「この部分をトーンアップ。光を集めるよ」

4

③で入れたコンシーラーの下に、ワントーン暗めのコンシーラー(f)を乗せます。「ハイライトだけだと顔が膨張して見えがち。ここを締めると自然になるよ」

5

スポンジ(j)に水をスプレーし、湿らせます。

6

湿らせたスポンジでトントンと丁寧に肌を押さえて。「こうするとコンシーラーの肌への密着が高まって浮きにくくなります」

7

ここでようやくファンデーション(B)登場。スポンジでほおとおでこの広い部分のみに乗せていきます。

8

小鼻の側面と法令線上にハイライトパウダー(C)をオン。「光を乱反射させて、毛穴の存在をなかったことにさせるワザ!」

9

ピンクベージュ系のルージュ(C)を全体に塗ります。

10

赤系ルージュ(g)を中央に置き、外側に向かって広げるようにボカします。外側まできっちり塗らないのがGood。「唇に赤みを足すとしみが目立たなくなる効果があるよ!」

11

まゆ毛をブラシ(3)でとかします。「毛流れを整えて」

12

ブラウン系アイブローペンシル(h)でまゆの形をガイドします。「下のラインをしっかり描くのがポイント」

13

アイシャドウブラシ(i)を使ってブラウン系パウダーを乗せ、ぼかして完成。

14

アイラッシュカーラー(l)でまつ毛を上向きにします。「これだけで目ヂカラ上がるよ!」

…毛穴はどこ!? 自分の肌じゃないみたい!!

BEFORE

AFTER

髙多「すごい…別人みたいです」
イガリ「ベースとハイライトだけで見え方がまったく変わるでしょ」
髙多「毛穴ケアって“隠す”だけじゃないんですね」
イガリ「そうそう。光が欲しい部分には光を集めて目立たなくするの。配置がポイントだから確認してね」

髙多さん衣装クレジット
チュニックシャツ/Vlas Blomme
コート、パンツ/ともにJUN OKAMOTO

〜From Writer〜
「ファンデーションだけじゃ成立しない。ハイライトを入れないと…とくにちゃんとした場で人と会うときは」と日頃から感じていましたが、それがなぜなのか自分でもよく分かっていなかった私。なるほど、肌というのは自分が認識しているよりも凹凸に満ちていて、そこにできる無数の影をハイライトは消していたのだ、まるで顔にレフ版をつねに携えるかのように…とイガリさんのテクニックを見て思い至りました。しかも、ハイライトはパウダーを上から重ねるだけではなく、ベースから仕込んでいくことでより自然で効果的になるのですね。それから、驚きなのは、今回アイメイクを一切していないという事実! なのになぜか目の印象が強まったように見えます。眉の描き方でしょうか、不思議…。

次回は、髙多さんが“デキる女メイク”に挑戦。
「社外の人から信用されるメイクが知りたい」疑問にイガリさんがお答えします。乞うご期待!

イガリシノブさんがレクチャー!
フレッシュ社会人のためのHOW TOメイク バックナンバー
Vol.1 面長顔を“かわいく”見せたい竜崎さんの場合
Vol.2 奥二重。アイラインの入れ方がわかりません…
Vol.3 コンプレックスの丸顔を“小顔”に見せたい濱尾さんの場合
Vol.4 カラーシャドーに挑戦。似合う色みや入れ方が知りたい!
Vol.5 「毛穴レス肌」になりたい髙多さんの場合
Vol.6 “仕事デキる女”っぽメイクに挑戦!

Hair&Make-up:Shinobu Igari(BEAUTRIUM) / Photo:Ayumi Fuse / Styling:Seiko Irobe / Text:Marina Oku

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