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HOW TO ゼロから学ぶ! 髪と頭皮の集中講座 Vol.1
まずは基礎からお勉強。髪ってどんな風にできている?

ヘアケアの基本といえばシャンプー&トリートメントですが、正しいやり方できちんとできている人、実は以外と少ないんだそう。毎日のケアを見直すことで今ある悩みはもちろん、抜け毛や薄毛といった未来の不安も解消できると聞けば、やらない手はありませんよね。必要な知識とケアを正しく身につけて、悩みのない美しい髪を育てましょう!

A. 髪の正体は、細い繊維が“束”になったもの

そもそも髪は皮膚の細胞が角化したもので、キューティクルの内側を構成しているのは「ケラチンたんぱく質と呼ばれる螺旋構造の繊維。その数は髪の毛1本で10数万本にもなり、繊維と繊維のすき間を間充物質が埋めることで1本になっています。この構造は“茹でる前のそうめん”をイメージしてもらうと分かりやすいはず。そしてこの間充物質が失われると、結束テープを外したそうめんと同じように髪の繊維もバラバラに。傷んだ髪の代名詞ともいえる“枝毛”は、こうして髪の繊維が裂けてしまった状態をいいます。

美髪の条件は“根元と毛先が均一”な質感であること!

新陳代謝によって古い細胞がはがれ落ちていく肌と違い、髪の特徴は古い細胞と新しい細胞が共存し一定期間成長していくこと。さらに1カ月に約1cm伸びるので、ボブなど肩くらいの長さでも毛先の細胞は3年以上経っていることになるんです。そんな髪が最も美しく見えるのは、根元から毛先までが均一に保たれた状態。そのため、“毛先のコンディションをいかに根元と同じ状態に近づけるか”が、ケアの大きなポイントになります。

美香
ヘアケア・頭皮ケア:監修美香ビューティープロデューサー/毛髪診断士 ヘアサロン『AMATA』オーナー。髪のスペシャリストとして、雑誌やラジオなどさまざまなメディアに出演。業界屈指の美しさと評判の黒髪がトレードマークとなっている。また、元ファッションデザイナーの経験を活かして現在はより幅広い分野で活躍。製品プロデュースやコンサルティングも手がける。
Illustration:Yu Tokumaru/Text:Megumi Yamazaki

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