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世界初の食品工場での異物混入防止を目的とした業務用カッター「異物混入対策スリットナイフ」を発売
2019年11月18日
貝印株式会社
貝印、世界初(※1)の食品工場での異物混入防止を目的とした
業務用カッター「異物混入対策スリットナイフ」を発売
総合刃物メーカーの貝印株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:遠藤 宏治)は、食品工場での包材切断における異物混入対策を目的として開発した、世界初(※1)となる「異物混入対策スリットナイフ」を開発し、2019年10月に出荷を開始したことをお知らせいたします。
※1 異物混入対策を目的とした、フィルム面に沿った切断開封をサポートするガイド、グリップの構造と刃の設計(特許取得)
「異物混入対策スリットナイフ」に実装されている特許は、スーパー早期審査制度(※2)を活用し、出願からわずか一ヶ月で権利化に成功しました(特許第6599587号)。
※2「スーパー早期審査制度」:特許庁が、「実施関連出願」かつ「外国関連出願」に該当する、より重要性の高い出願を対象として、通常の早期審査よりも更に早期に審査を行うスーパー早期審査制度 (特許庁webサイトより)。
本品は食品工場でフィリング(例:クリームパンのクリームなど)が入った袋をカットする際に発生する異物混入を防止することを目的として開発されたナイフです。このような用途に特化したナイフは世界的にも珍しく、本品が世界初(※1)の商品となります。
食品工場での包材切断工程で発生する主な問題点は、下記のようなものがあげられます。
- ①包丁、ペティナイフ、ハサミ等でフィルムをカットしており、二度切り(一度で切れずに切り直す)による包材片の異物混入が発生
(二度切りの発生頻度は作業者の技術の習熟度に依存) - ②食品への刃(金属片)の混入
- ③ナイフとホルダーの隙間に食品が侵入、残存し衛生面のリスクが発生
- ④作業者のケガ(流血等による汚染)
- ⑤ナイフ等の刃物の識別管理が困難であり、劣化した刃物が継続して使用されるリスクが発生
異物混入が発生すると、工場のライン停止、清掃、商品回収など、食品工場にとっては大きなロスとなり、改善が望まれていました。総合刃物メーカーである貝印は、業務用の刃物も製造しており、日々お客様からの声を聞く中で当社の刃物技術を生かした本品の開発に至りました。
一番の特徴は、包材に正しく刃を当てることができるグリップとガイドにより、刃先の深さと角度が維持されるので、刃を上下前後にギザギザと動かすことなく、一筆書きの要領で袋をカットすることができる点です。これにより、二度切りによる包材片の異物混入の発生防止に効果的です。
貝印は、高品質な刃物の提供を通じてよりよい社会へ貢献してまいります。
主な特長
①フィルムのカットが一発で成功、二度切り不要(技能・技量に依存しない)な設計へ
作業者の技量や熟練度に依存することなく、フィルムの確実な切断開封が可能
■フィルム面に沿った切断をサポート可能なガイド構造
■切り込みの「深さと角度」が自動的に維持された状態でフィルムをカット可能 (中身の食材も傷つけにくい)
■作業者のグリップ性向上によりフィルムの切断開封の効率UP
②食品への刃(金属片)の混入防止に効果的
③ナイフ内への食品の侵入・残存防止に効果的 (衛生を配慮した商品設計)
刃の固定技術(刃と本体を隙間なく埋め込み固定)による 異物混入対策の実現
■刃を本体から 離脱不可能な設計
④ケガを防止するセーフティ構造
作業者の手や指をケガから守り、食品および工場の汚染防止に効果的
■手や指が刃に当たらないセーフティ構造
(切断開封時)
⑤色分けによる識別管理で事故防止に効果的
青、緑、黄の3色のハンドルを用意することで、識別管理が容易に。ナイフを使い捨てで順次取り換える作業環境において、間違った色のナイフが一目で分かる仕組みを実現
使い方
・下図のように、フィリング本体に、刃を差し込みましたら、一筆書きをするように、一気に終点まで切り終えてください
(※一度切込みを入れたところに、再度切込みを入れますと、フィリング破片の混入につながります)
・切替え期間は2週間を推奨しております
ひと筆書きをするように終点まで
切り終えてください
「異物混入対策スリットナイフ」商品概要
(製品仕様)
- サイズ
- :幅51mm×長さ133mm×厚み6mm
- 重量
- :9.5g
- 刃体
- :ステンレス鋼
- 本体
- :PP樹脂(ポリプロピレン)
- 本体色
- :青、緑、黄の3色
- 価格
- :1本140円
※貝印からの出荷単位は1カートン(200本入)単位となります。
1カートン=100本入小箱×2箱
1カートン内は同色1色となります。
※当製品は業務用品となりますので、一般のお客様への販売はしておりません。
【貝印株式会社】
1908年、刃物の町として有名な岐阜県関市に創業。現在、生活に密着した刃物を中心とするカミソリ、メンズグルーミング、ツメキリなどの身だしなみやビューティーケア、包丁をはじめとする調理・製菓、医療用など1万アイテムにもおよぶ商品を展開し、商品の企画開発から生産、販売、物流までの一連を行っている総合刃物メーカー。
本社:東京都千代田区岩本町3-9-5 代表取締役社長:遠藤宏治
http://www.kai-group.com/
<本件に関する報道関係の皆様からのお問い合わせ先>
貝印 PR 事務局(㈱アンティル内) 担当:河野・鶴見
TEL:03-6825-3020 FAX:03-6685-5266 MAIL:kai_pr@vectorinc.co.jp