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実は万能!中華包丁の使い方とおすすめ5選
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長方形の大きな刃とずっしりした重みが特徴の「中華包丁」。骨付きの肉や魚のカットはもちろん、野菜の千切りを効率よくおこなったり、刃の側面で食材を運んだりと、使い道は実にさまざま。その万能さゆえ、近年では中華料理のジャンルを超えて多くのプロや料理好きに親しまれています。この記事では、そんな中華包丁の魅力をあらためてご紹介。さらに中華包丁の選び方のポイントやおすすめアイテムについても解説します。「最近中華包丁が気になっていた」「包丁の新調を計画している」という人はぜひ読み進めてくださいね。
中華包丁とは?
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主に中華料理で用いられる包丁です。大きな長方形と強靭な刃が最大の特徴。発祥はもちろん中国で、諸説ありますが紀元前3世紀ごろには現在と同じ形の中華包丁が使われていたといわれています。
1本あれば「切る」「叩く」「潰す」など、調理のあらゆる作業をこなせる万能さが魅力。骨付きの肉を叩き切ったり、魚を丸ごとカットしたり、麺を切ったりと幅広いシーンで活用できます。
中華包丁のメリット・デメリット
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中華包丁のメリット
刃そのものに重みがあるため、力を入れなくても食材をスッと切れるのが中華包丁の魅力。野菜の千切りやみじん切りもより効率的におこなうことができます。
また刃が厚いので、骨付きの肉や魚の切断はもちろん、エビやカニなどの甲殻類の殻も簡単に割ることができます。さらに刃の端で野菜の皮を剥いたり、側面でニンニクや生姜をつぶすことも可能。あらゆる作業を1本でこなせるので、包丁を使い分ける必要もなく、調理中の手間や時間の短縮にもつながります。
切った食材を刃の側面でさっと運べるのもうれしいポイント。少量ならそのまま鍋やフライパンに入れることもできます。小皿やバットも不要なので、洗い物も減らせるでしょう。
中華包丁のデメリット
汎用性の高さがうれしい中華包丁ですが、ずっしりと重いため、慣れていないと使いこなすのが難しいという一面があります。使い方によっては、長時間使用し続けると腕や手に疲れを感じてくるかもしれません。
さらにキッチンの扉裏にある包丁入れには入らないことが多いため、あらためて収納スペースを確保する必要もあります。三徳包丁などと比べてどうしても重いので、力が弱い人には少々不向きといえるかもしれません。
中華包丁の選び方
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ここでは中華包丁を選ぶ時にチェックすべき5つのポイントを詳しく解説していきます。
刃の厚さをチェック
中華包丁は刃の厚みによって「薄刃」「中厚刃」「厚刃」の3つに分けられます。種類によって適した食材が異なるので、購入時にはしっかり確認しておきましょう。
薄刃
通常のスーパーで手に入るような、一般的な食材を切るのに適したタイプです。他の2種類と比べて軽いため、初めて中華包丁を使う人にもぴったりです。扱いに慣れるまでの練習用としてもよいでしょう。
中厚刃
薄刃よりも厚みがあるタイプです。骨付きの鶏肉や魚の骨など硬い食材も切ることができます。一方で薄刃よりも重みがあるため、取り扱いの難易度も少々高くなります。
厚刃
骨付きのブロック肉や冷凍品を切るのに適したタイプです。切断力に優れていますが、上記2種よりも重く、上級者向きのタイプといえます。初めて中華包丁を使うという場合にはやや不向きかもしれません。
刃渡りをチェック
中華包丁と一口にいっても、刃渡りの長さはさまざま。長ければ大きな食材をカットするのに便利な一方、細かな作業には適していません。逆に短すぎても大きな食材を切る際に不便を感じやすくなります。さらに刃渡りの長さによって必要な作業スペースやまな板のサイズも変わるため、購入前には一度キッチンの寸法を確認しておきたいところです。
日本の一般的なキッチンであれば、刃渡り165~200mm程度の中華包丁がおすすめ。このサイズならば初心者でも使いこなすのに、そこまで時間はかかりません。
刃の素材をチェック
中華包丁の刃に用いられる素材のほとんどが「鋼」と「ステンレス」です。鋼の特徴は、その切れ味を持続するための研ぎやすさ。中華料理店をはじめ、多くのプロの料理人に親しまれています。一方で、非常に錆びやすいため、日々のお手入れが欠かせないという一面もあります。切れ味にこだわる人や毎日のメンテナンスがネックにならない人にはおすすめの素材です。
ステンレスは錆びにくく、鋼よりも手入れの手間がかかりにくいのが魅力です。近年、ステンレス素材で人気を集めるのがモリブデン鋼とコバルト鋼。前者は刃の強度が高いため破損しにくく、後者は切れ味が長持ちするのが大きなメリット。日々のメンテナンスを面倒に感じる人、気軽に中華包丁を楽しみたい人はステンレスを選ぶのがよいでしょう。
重さをチェック
刃の面積が大きな中華包丁は、一般的な和包丁に比べて重量感があるのが特徴。重みにより食材をスムーズにカットできる反面、重すぎては取り扱いが難しく、手や腕が疲れやすくなってしまいます。ストレスなく調理するためにも、サイズのみならず、重みについてもしっかりチェックしましょう。
持ち手の素材をチェック
中華包丁の持ち手は「ステンレス製」と「木製」の2タイプが広く展開されています。ステンレス製のほとんどが刃と一体となっており、つなぎ目がないことからスタイリッシュな雰囲気を楽しめるのが特徴。汚れも溜まりにくく衛生的です。また錆びにくいため、劣化しにくいのも大きなメリットといえるでしょう。
木製は手にフィットしやすく、ソフトな握り心地が魅力です。またステンレス製よりも滑りにくいので、扱いやすいのもうれしいポイント。初めて中華包丁を使う場合には木製を選んでみるのもひとつの手かもしれません。一方で自然由来の素材のため、ステンレス製よりもやや劣化しやすいデメリットがあります。
おすすめの中華包丁5選
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骨付きの肉や魚から野菜など、あらゆる食材を切ることができる中華包丁。1本あれば中華料理はもちろんのこと、さまざまなジャンルの料理にトライできる汎用性の高さも魅力です。
初めて中華包丁を入手するのであれば、せっかくなら質の高いアイテムを選んで、末長く活用してみるのはいかがでしょうか?ここでは創業100年を超える老舗刃物メーカー「貝印」の中華包丁から特におすすめのものをご紹介します。
関孫六 匠創 中華包丁 165mm
¥6,600 (税込)
旬Classic 中華包丁 175mm
¥33,000 (税込)
旬Premier 中華包丁 175mm
¥42,350 (税込)
中華包丁のお手入れ方法
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中華包丁を末長く使うためには、日頃のこまめな手入れが大きなカギになります。ここでは簡単におこなえる洗い方と研ぎ方をご紹介しましょう。
洗い方
調理が終わったら速やかに洗いましょう。まずスポンジに中性洗剤をつけ、汚れを落とします。よくすすぎ、乾いた布で水分をしっかりふき取ったあとは、湿気の少ない場所で保管します。
研ぎ方
- 砥石を水に20分ほど漬け、水をたっぷり含ませます。
- 砥石全体を使って、まず表側の切っ先を研ぎます。(包丁の角度は15°が目安)
- 角度を変えずに根本部分を研ぎます。
- 真ん中の部分を研ぎ、続いて同様に裏側を研ぎます。
まとめ
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肉や魚、野菜とあらゆる食材をカットできるだけでなく、調理中のさまざまな作業を万能にこなせる中華包丁。中華料理を作るときはもちろん、1本あれば料理のレパートリーがぐっと広がることでしょう。アイテムによって刃渡りや刃の薄さ、重みが異なるので、購入の際は「どんな料理を作るのか」などあらためて用途をチェックするのがおすすめです。ぜひお気に入りの1本を見つけて、毎日の食生活をより豊かに楽しんでくださいね。