PROFILE
工場プロフィール
小屋名工場
主にカミソリ刃や医療用刃物の生産を担う工場。刃にまつわる最先端テクノロジーを突き詰める技術や開発スタッフの常駐する本社工場という特性を活かし、さまざまな種類の刃の形に対応した機械が活躍しており、貝印の工場から生み出される製品の切れ味を支える、まさに心臓部分といってもいい工場です。
千疋工場
替刃式カミソリや使い捨てのディスポーザルカミソリを生産している工場。小屋名工場で生産されたカミソリの刃を組立て、包装するほか、カミソリのハンドル部分の樹脂成形や金属部品のプレスなども行なっています。古くからあるタイプから新しいカミソリ製品までを生産しており、機械や金型製造部門も併設しています。
田原工場
主にハサミやツメキリの生産を担っている工場。事務用、縫製用、キッチン用といったさまざまなタイプのハサミや、種類の豊富なツメキリの生産を一手に担っているのが特徴です。工場内では、複雑な造形を可能にするためのレーザー切断機や、特殊な加工技術であるMIM(Metal Injection Molding)といった技術も採用しています。
大和剣工場
包丁の生産を担当する工場。そのラインナップは一般家庭で使われる量産型の包丁から高級包丁、フランスの三ツ星レストランのシェフとの共同開発で誕生したプロ仕様の包丁までさまざまです。社内でもごく限られた人数しかできない湿式刃付という職人技やロボットによる刃付など、包丁のラインナップに合わせた様々な工程に対応しています。
ベトナム工場
アジアや欧米市場への輸出に加え、ベトナム国内販売も手掛ける拠点。日本向けの女性用カミソリと薄型リーフツメキリから始まったこの工場も、ハサミや包丁の生産に乗り出すなど事業拡大を続け、今では医療器を除く全ての製品の生産が可能な一大拠点です。従業員600名を有し、品質・生産性を追求し日々カイゼンを続けるベトナム工場は、貝印のものづくり精神を受け継ぐ立派な工場になっています。
上海工場
日本から輸入したカミソリの刃を成形、組立、包装、出荷する工場。主な出荷先は、日本・中国内・アメリカ・アジア各国です。製造する製品は、カミソリ(98%)の他、美粧用品(2%)。2026年に操業開始30周年を迎えるKAIグループの中でも歴史のある海外拠点です。中国内販売を中心にアジア各国への輸出が増えてきており、今後も期待される工場です。