キッチンステージから感謝を込めて

食品フロアにあるキッチンステージも2016 年で10 年目を迎えます。取組先は和食、フレンチ、イタリアン、中華はもちろん、ブラジル、ペルー、スペインなどのお料理もご提供させて頂きました。さらに今年は北欧バルト三国「ラトビア共和国」から来日した、世界で活躍しているシェフにもご登場して頂くなど、初めての取り組みも多い年でした。これらのお料理は各々のレストランが作っている訳ではなく、実はキッチンステージの専属スタッフが作っています。その調理スタッフの長が今年から就任した「柬理美宏シェフ」。もともとはデザイン会社に勤めていたという異色の経緯を持つ柬理シェフは、世界を旅した経験もあり色々なものに好奇心をもつ、とても探求心の強い人です。クリエイティブな仕事をしていた影響か、「料理もデザイン」だと彼はいいます。「見た目が美味しそうなものは食べても美味しい」という彼のお料理は、いつも華やかに演出され、取組先のシェフからも熱い信頼を得ています。料理に終わりはありません。好奇心旺盛な柬理シェフは、さまざまなシェフとの取組を経験し、料理技術はもちろん知識や考え方まで、すべてを吸収してさらにレベルアップしたよい料理をお客様にご提供していこうと日々精進しています。2015 年もたくさんのお客様に足を運んで頂きました。行き届かないことも多々あるなかで、温かいお言葉をかけて頂き、ありがとうございました。ひいきにして足を運んでくださる皆様にスタッフ一同本当に励まされたことと思います。2016 年もさらに進化したキッチンステージで、お客様にご満足いただけるお料理やサービスをご提供できますよう、努力してまいります。
text by Yuko Murakami