2016/03/16~03/29

乾物×イタリアン

日髙シェフが日本に紹介した「アクアパッツァ」や「バーニャカウダ」は
あまりにも有名です。最近では日本の食材にも注目し、独自のイタリア
ンを提案しています。そんな日髙シェフが今回ご紹介するのは、煮干し
や春雨、高野豆腐など日本の乾物を存分に使ったメニュー。乾物×イタリ
アンがどんな味わいになるのか…それは食べてからのお楽しみです!

今回のお店

アクアパッツァ

アクアパッツァ

新鮮な野菜と魚にこだわる老舗広尾イタリアン。
日本全国から取り寄せた 季節の食材を用いて作りだす料理はシンプルかつ繊細。
ごまかしのきかない料理は食べる人の心を魅了しています。

アクアパッツァ
〒150- 0012
東京都渋谷区広尾5-17-10 EASTWEST B1F
TEL: 03-5447-5501

今回のシェフ


煮干しがイタリアンに?

東京西麻布、緑多い静かな住宅街の一角に1990年にオープンした「ACQUAPAZZA」。産地直送で仕入れた新鮮な魚や野菜を、シンプルで優しく洗礼された料理に作り上げていく日髙シェフのお店は瞬く間に人気店になりました。その美味しさに舌鼓を打ったのは私だけではないと思います。2001 年に広尾にお店を移転させた後も、さらに完成度の高い料理を作り上げていった日髙シェフ。
美味しい料理を作る為には、「厳選した食材を使うことが不可欠」ということで、食材を求めてシェフは日本中を駆け巡りました。そんな中、日本の伝統食材「乾物」に出会ったそうです。ひじきやかつお節、煮干し、春雨など日本独自の乾物は保存性がよく使いやすい食材なのに、使う人が少なくなってきている
のが現実です。「このままでは日本の伝統食材が廃れてしまうのではないか・・」と懸念したシェフが思いついたのが、オシャレなイメージのあるイタリア料理に日本の「乾物」を取り込んでみてはどうかということ。素晴らしい伝統食材を磨き、次に継承していくことは食のプロとしての任務だとシェフはおっしゃいます。今回のキッチンステージのお料理では、シェフの思いがこもった5 品の「乾物」を使った前菜を盛り込んでみました。日本の「乾物」ってイタリア料理にも合う!と感じでいただけたら、シェフの思いが皆様に伝わったことになりますね。日本各地の食材のプロデュースを精力的に取り組んでいる日髙シェフ。今後のご活躍も益々楽しみです。
text by Yuko Murakami

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kitchen stage

東京都新宿区新宿 3-14-1 伊勢丹新宿本店本館地下 1F
明治通り側エレベーター前
お問い合わせ:03-3352-1111 / 営業時間:10:30~20:00(LO.19:00)