昔から様々な交流がありながら料理にはあまり馴染みがなく、日本からは遠い国。そんなブラジルの美味しい食を気軽に愉しめるプレートやデザートを服部由華シェフにご用意いただきました。オリンピックも近い今、明るく愉しい異国の食文化をキッチンステージで!
2004 年から7年間、南青山でブラジル家庭料理の名店として常連客に愛されていました。2011 年の閉店後、ケータリングやイベント出店のみの営業を経て昨年春より川越市笠幡で再オープン。不定期でブラジル音楽のライブも開催、パーティ等のケータリングも続けています。
埼玉県川越市笠幡4601-3 TEL:049-231-2989
http://www.ilha-branca.com
2004 年春。36歳独身の怖いもの知らず高橋(旧姓)由華は“イーリャ ブランカ”というブラジル家庭料理のお店を南青山の裏通りにオープンさせました。
10 代のころから大好きだったブラジルの音楽。ライブやイベントの場で自然に食にも親しむようになり、いつしか日本で美味しいブラジル料理を皆に食べてもらいたい気持ちが高まってのことでした。
苦労と努力を重ねながら丸7 年頑張りました。贔屓にしてくれる常連の方も沢山でき、辛くて泣いていた日々が愉しい毎日に変わっていたのに2011年の春に移転ではなく閉店してしまったのは何故? そして2015 年春に再オープンしたのが川越市の笠幡。都心でなくてよかったの? 数々の「?」に太陽のような屈託のない笑顔で答えてくれました。
大学生の時にプロデビューしてからずっと音楽一筋のブラジル音楽の第一人者服部正美氏と結婚したのは2010 年。彼にはその時地元笠幡で一人暮らす病気の父がいました。由華シェフは青山のお店から笠幡まで通う生活を続けましたが、通いきれない、そばにいて看病しなければと夫婦で笠幡に。お義父様を看取りお店も閉めた後、パーティのケータリングやイベントへの出店などが徐々に増えていきました。拠点が必要、とイーリャ ブランカを再オープンしたのが2015年の
春。思いがけず、あっと言う間に地元の方々に愛されるお店になりました。
「 Tempero de Amor(テンペイロ ジ アモール)直訳すれば愛の調味料。この言葉が一番好き、料理は愛情」と毎日厨房に立つ由華シェフ。
その時々に一番大切にしたいことを躊躇なく選んで柔軟に生きていく。太陽のように明るく周りを照らす女性のつくるブラジル家庭料理が愛情にあふれて魅力的なのも納得です。
Nobuko Kimura
東京都新宿区新宿 3-14-1 伊勢丹新宿本店本館地下 1F
明治通り側エレベーター前
お問い合わせ:03-3352-1111 / 営業時間:10:30~20:00(LO.19:00)